トンネル工事にまつわる水枯れ、調べると・・・
日本全国けっこうありますね。
静岡県内だけでも、東海道線の丹那トンネル工事では、
破砕帯を貫き、地上にあったワサビ畑の水が、枯れたという。
最近の工事技術なら大丈夫と思えば、
2000年に新東名高速・金谷トンネル掘削で水が枯れ、
手を施したが水は戻らなかったという。
もともと静岡県内の川は勾配がきつく流れが速く
雨が降れば洪水多発で、
治水で洪水は収めたが、取水制限するほど川の水は減った。
JR東海はリニアのトンネル工事で流れた水は、
全量大井川に戻す計画だが、
工事が順調に進んでも、工事中は無理らしい。
歴史を紐解けば、静岡県の川勝知事が
「これ以上に大井川の水は減らせない」
「静岡県民命の水」とおっしゃるのも解る気がしますし、
そういって反対されたら、リニアは出来るのか?
さて、大井川水系上流「寸又川」には多くの吊り橋があり、
ミルキーブルーの水面が美しい。
足元はこんな感じで細いです「夢の吊り橋」
こういった大井川水系の上流部支流に雨が降ると、
水位が増し下流部で洪水を起こす。
ダムの存在は重要なんでしょうね。
静岡県の川勝知事が、リニア工事反対する訳を探りながら、
大井川鉄道に乗って、大井川水系上流部を散策する旅、
ダムの多さにも驚きますが、訳は道中で発見できます。
一度は行きたい景勝地ですよ。
次は、寸又峡温泉で、泊まった宿のお話でも。続く・・。
日本のリニアにも乗ってみたいし、完成を期待するけど、
過去のトンネル工事による水枯れで、泣き寝入りしてた方も。
便利とは裏腹に、複雑な想いです。