早期リタイア・アウトドア旅行&日常備忘録「還暦プラス」

65歳を待たず早期リタイア後の日常生活・東京拠点 国内外アウトドア&温泉旅行記

ドラマ「それでも家を買いました」住宅難 不動産バブルの時代、

コロナ禍で越後湯沢のリゾートマンションが人気とか。

私も過去の面倒くさい不動産売買の経験がなきゃ、

リゾマンとか、山を買うとかも 魅力を感じますが、

もう体力も無いので 移住するなら賃貸ですね。

もはや「日本は空家天国」といいますが

 家を探すにも良い時代なんだろな。

 

あ、1990年前後の不動産、懐かしい写真が出てきました。

隅田川の河口にあるリバーシティ21 東京都住宅公社の賃貸です。

モデルルームを見に行きまして、室内も撮っておけば良かった。

都の賃貸と言っても家賃は安くなく、

安心は2年毎の契約更新とか無く、長く安心して住めるのが、

自治体や住宅都市整備公団(現UR)の団地ですから、

当時は住宅難で家賃がどんだけ上がるか解らない不安な時代。

この 隅田川に囲まれた湿気が強い 立地にある高層団地、

内覧して思ったのが 壁がビッショリで 天井から水滴が・・

新築だったため?そういやウチも コンクリートむき出し内壁で

カビに悩まされていたけど、今はどうなんでしょうか。

ちなみに 現在空室は無いから人気の賃貸物件です。

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この頃の住宅事情を知るには、三上博史さんと田中美佐子さんの

ドラマ「それでも家を買いました」まさにコレ。

ストーリーは 社宅住まいの新婚夫婦がマイホームを探すが、

住宅難 地価高騰、マンションの抽選に外れまくり、のちにバブル景気、

最後は 神奈川県津久井郡の 一戸建てを購入するドラマです。

経験者にすりゃ バブルは悪!くそったれ!思う世代です・笑

 

私は横浜市の賃貸マンションを借りる事が出来て、

当時、不動産屋さんに行ったら

中古マンションが 先週より数百万値上がりしてるとか、

興味深々かつ焦り、駅からバス便の物件を見に行ったけど、

小さいお子さんがいて 中はボロボロで 3500万・笑

今、その頃の物件はリノベされて、半値程度で購入できそう。

 

横浜方面はベットタウンとして 人気の良い街だけど、

なにしろ東海道線、横須賀線、東急東横線の混雑が、

身体が斜めになって、おしくらまんじゅう通勤、

過敏性腸症候群を発症(電車を見るとお腹が痛くなる)

道路も渋滞が常で 2年の契約更改時に土地を離れました。

 

それから横浜市内や、住宅公団の良さげな団地の新築分譲、

埼玉県の川越市とか 千葉県の鎌取とか とても環境が良い団地、

手当たり次第に申込をしましたが、全て抽選に外れ

今を思えば、幸か不幸か解りませんけどね・笑

そんな頃に親も狭い東京の家を出て、郊外の庭がある家を建てました。

リゾート風であり、まぁ悪くはないのかなと思えたのは当初だけ。

周囲の森は消えて、ソーラー発電などで環境は悪化の一途。

そして両親は他界し、この家の買い手を探す事になりました。

 

大手ではない 地元の中堅不動産屋さんにお願いしました。

郊外で バスの 一戸建てとあって、

「買い手は見つからないだろな」思ってましたが、

公開する前にお店に訪れた方が買ってくれる事になったのです。

 

決め手は 住宅メーカー築、余命を察知した父がリフォーム済。

キッチンが壁面に向いている「壁付けI型キッチン」だった。

足が不自由な方で、そうそうコレが最大の決め手!

人気の対面やアイランド型キッチンは入り組んだ構造で、

車椅子の方は使うのが無理なんですよ。

最近はあまりない 壁面に一列に並べたキッチンは

余分な壁面がないため 広いLDKは動きやすいという訳。

 

築35年、売却価格は父が買った 1/6 くらいですね・笑

数少ない買い手が見つかって いざ契約という時に、

不動産屋さんの長老が「25年前に近所であった殺人事件」を思い出し、

告知義務はないが 買い手に話をするという。

私は「せっかくここまできて・・」思いましたが、

のちのち問題が生じるより、知りえた事は全て話をした方が良いとの事。

結果、買い手は全く気にしませんでした・笑。

思えば 地元で長くやっている 良い不動産屋さんでしたね。

この不動産屋さんに長く務める方、どこで水が出たとか、

事件があったとか 地域を把握している生き字引のような人でした。

 

実家を売る!?

そりゃ親が大切にし、親族の思い出がつまった家、

兄弟から 名残惜しい声が強く聞こえましたが、

今後の負担は 長男の私に のしかかってくるわけで、

それに 住んでないと家って ダメになっちゃうんですよね。

買い手がつくまで私が毎週行って、草刈しケルヒャーで掃除し、

最善最良の状態を保ちました。

たまに旧実家に行ってみるけど、新しい住人に住んでもらって、

お料理の匂いがして笑い声が聞こえて、家を大切にしてくれてます。

「あ~あの時に決断し売却して良かった」心の底から思います。