早期リタイア・アウトドア旅行&日常備忘録「還暦プラス」

65歳を待たず早期リタイア後の日常生活・東京を拠点に国内外アウトドア&温泉旅行記

田舎暮らしは夫婦同意で!老後の悲劇・認知症・反省すべき点。

父はリタイアしたら 広い庭がある一戸建てに住んで

野菜を作りたかった(田舎暮らし)

母は都心で働いて 職場の友達と食事したり 旅行に行ったり、

買い物するのが 好きな社交的な人だった。

 

父がリタイア時 バブル崩壊したとは言え 不動産はまだ高く、

庭付きとなりゃ 郊外の駅まで遠い家しか 買えなかった。

夢を叶えた父は 野菜作りに夢中で楽しそうだった。

 

私が心配だったのは 社交的で 人付き合いが好きな母。

免許がないから自由に出歩けず、

友達とは すっかり疎遠になってしまった。

 

たまに駅に行くにも父の運転で 帰宅が遅いと叱られた。

父は畑で汗をかき、夕方は早くビールが飲みたい訳だ。

 

当然に 買い物も運転できる父の仕事となるから大変だ。

私は母に免許取得を勧めたが、父は許さなかった「俺がやる」と。

 

お互い 窮屈な生活を強いられただろう。

そのうち母は「もう何もしない」と家事は父に放り投げ、

一日中ソファーで テレビを見る生活になっていたが、

ふと番組の話になった時に、母はチンプンカンプン。

見ていたのではなく、テレビの前に 座っていただけだったのだ!

 

その後 親戚で旅行に行った時 騒ぎを起こしたそうだ。

「トイレの鍵が開かず出られない」右にスライドすりゃ開く簡素なやつ。

 

この頃から 母は父に暴言を吐いていたようだ。

不思議に私がいると、昔の母のような明るく穏やかだった。

たぶん私を自分の子とは認識せず、怖い輩が来たと思ったのだろう。

だまして病院に連れて行って「認知症」アリセプトを処方され、

少しは効果があったのかな?あったようには思えないな。

 

父は一生懸命に面倒をみたが、

けっきょく話が無意味で 会話が成り立たないから、

常に怒鳴られ 良く耐えたと思うが、父が先に天国に行ってしまった。

あ~でも 私は他人になってしまったが、

母が最後まで 甘えて文句を言えたのは 父だったって事か。

 

この事から反省すべき点は多々、私は繰り返さないようにしないと。