前回の「かんぽの宿・旭(キンメと伊勢海老・・)」つづきです。
旭から少し北上すれば九十九里最北端、飯岡の町と刑部岬。
残念ながら東関東大震災の津波で大きな被害が出た町です。
これは震災の前です。後の話は別途記事に書きたいと思います。
飯岡は「ちばてつや」さん(あしたのジョー)が育った地なんです。
京橋生まれの千葉さんは戦時中満州(中国)に渡り過酷な体験をし、
終戦後に飯岡に引き揚げたという ゆかりの地に石像がありました。
こちらは前回の記事にも書いた、東洋のドーバー屛風ヶ浦です。
壮大な風景は銚子方面へ10kmにも及びます。
コンクリート人造物がなければ、セブンシスターズになったであろうが
自然のまま放置するか 崖を保護し万全の安全を確保するか微妙です。
千葉の海 秋から冬が九十九里のサーフィンシーズン。
とても良い波がたち、私も人生の趣味にするつもりだったのですが、
せいぜい11月まで 正月の頃になりゃ波を潜った瞬間に頭がクラクラ。
私特有かもしれませんが、潜水でも2月の伊豆などで、
昔はドライスーツとか無く あまり冷たいと目眩と吐き気を生じます。
千葉はローカル線のメッカで、いすみ鉄道、小湊鉄道、そして銚子電鉄。
私は乗った事がないのですが、鉄道ファンには根強い人気。
銚子電鉄の犬吠駅。実は大赤字で崖っぷち経営の鉄道会社ですが、
なんとか存続させようと、工夫された通信販売商品が支えている。
これまた新型コロナの影響で存続の危機が迫る銚子電鉄。
2018年8月3日(破産の日)発売「(経営が)まずい棒」とか
鉄道収入より「ぬれ煎餅」などの収益で成り立っているという、
私もこれを買って友人に贈ったりして応援しています。
廃線にしてしまえば、元の風景は二度と戻らない。
銚子には なくてはならない銚子電鉄が走る風景と思います。
この頃(2009年)は応援しようとたくさんの人が訪れていました。
最近は可愛らしい 女性の駅員さん乗務員も増えて、
運輸系は 男女平等で女性には働きやすい職場かもしれない。
かつて国鉄は「健康で丈夫な男子限定職」労働環境が良くなって、
平等に働けるという事は、業界特有24時間勤務 不規則な乗務時間、
女性には大変だろうなと思ってしまう私ですが。
銚子から広大な利根川を渡ると 茨城県。
波崎海岸は大きな波が立つサーフポイント。
転がるハマグリの貝殻も九十九里より大きいんですよね。
地図を見れば一目瞭然、九十九里北部の海と真逆の風が吹く波崎、
ちょっとの距離で雰囲気が違う海を楽しめる。
オフショア(陸風)の良い波です
ちなみにサーフィン五輪が行われた海は 九十九里最南端。
世間はコロナでオリンピックどころでは無かったけど、
改めてNHKさんの動画を見直せば凄いな。
1分35秒~の五十嵐カノア君が着水して見せた顔が好きだ。
「うぉ~マジか!やったぜ!」って、私は共感します。
そもそも あの海況で ウチらだとチャレンジしようにも、
あっという間に流され大波をくらい撃沈(沖までたどり着けない)
ビーチに戻される 九十九里独特ハードコンディション。
サーフィン道場 志田下の海で実際に見たかったですね。