先月に行った ニセコアンヌプリ スキー場の最上部、
山頂ゲートには ビーコンチェッカーがありました。
ビーコンとは 雪崩に巻き込まれ 雪に埋没した時に
信号を送信し 助けてもらいやすくするもの。
雪山三種の神器「ビーコン」「スコップ」「プローブ」を
相互にもっていれば 発見され 掘り起こされる可能性あり、
「仲間の命を救えるかも知れない」
というのが、私には 凄く心にひびきます。
しかしビーコンは 高価というのがネックです。
今年に行った 自由度が高い 4つのスキー場は、
条件が良い日に 決められた範囲で、
ルール順守し 自己責任で滑走できる斜面があるが、
もし事故を起こし 夕方に報道されるとしたら、
「〇〇スキー場でコース外を滑走した者が遭難」
テレビを見た方は 「また雪山で遭難かよ!」
「迷惑かけるな!」「ルール違反のならず者!」
「コース外滑走リフト券没収!」思われるでしょうが、
今年に限っても 何一つ勝手な事はしていません。
そして運良く発見! テレビで謝罪を要求されれば、
「何でコース外?」「登山届は?」
涙ながらに説明したって 解ってもらえる訳なく
「こんなはずじゃなかった」と。
そんな感じを 私も前に拝見した事がありますが、
報道が言っている事に 間違いはないのだけど、
すこし言葉が足りないとか、言葉尻だけとられたり、
「けしからん!」という方向で映されたら
見てる人の心が 一斉に同じ方向に向いちゃう。
マスコミの報道って恐ろしいよね。
ウチもビーコンを携帯しようか?とは思ってまして
まぁ それほど危険なところは 滑ってないしと、
同じ趣味の人は解っても そうはなりませんからね。
記録を見たら もう5年はアンヌプリに登ってません。
山頂まで登れば 山の向こう側の景色も素晴らしいし、
そこから滑る 異次元感は半端ない訳ですが、
年と共に体力と気力が・笑 という訳です。
雪山、大自然を感じる遊びは 素晴らしく奥が深い
ひとたび遭難事故を起こせば
命が助かっても代償は大きすぎるので。