早期リタイア・アウトドア旅行&日常備忘録「還暦プラス」

65歳を待たず早期リタイア後の日常生活・東京拠点 国内外アウトドア&温泉旅行記

JAL帯広③国鉄士幌線 廃線アーチ橋群を巡る

今回の旅の目玉「国鉄士幌線・廃線アーチ橋めぐり」

藪をかき分け、沢を渡り・・・

旅のスタイルとしては マニアックですが、

鉄道の痕跡を探るのは ワクワク度 MAXです。

士幌線は 日本国有鉄道が 帯広から十勝三俣まで

運行していた鉄道路線で 1987年に廃線です。

1930年代から 山岳渓谷地形に造られた

美しいコンクリートアーチ橋群が見もので、

ダム渇水期に現れる幻タウシュベツ川橋梁が有名。

(今回はダムが完全渇水し橋の全景を確認! )

歴史ある6つのアーチ橋を 探索してきました。

かれこれ90年前に 建築にあたった方は

網走監獄のタコ部屋労働者か解りませんが

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そうとう過酷労働だったと想像できます。

糠平ダム建設のため 1955年に一部新線に

振り替えられた事も 今回知る事が出来ました。

一日では全てのアーチ橋梁は回れませんが、

士幌線探検の動画を、興味がある方はご覧下さい。


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第三音更川橋梁は 美しい渓谷にかかるアーチ橋

自然厳しい北海道の山岳地帯に 1937年に掛けられた。

駐車スペースがあり、橋梁には線路も復元され整備中。

今後は 士幌線歴史観光の目玉になると思います。

危険がない範囲で 下に降りて撮影です。

続いて難易度が上がり 第二音更川橋梁

夏は草が生い茂り 行くには難しいかもしれません。

アドベンチャー気分は最高のアーチ橋です。

士幌線の軌道敷も確認できます。

特に危険な生物 (クモや蛇) は見当たりませんが、

クマ鈴があったほうが良いです(熊の生息地)

山側を注視すると 士幌線(新線)の鉄橋やアーチ橋も確認!

第四音更川橋梁は分断されています。

ここらは携帯の電波が入らない箇所も多々、

人はいませんし、車もあまり走ってきません。

怪我をする事だけは避けたいですね。

糠平温泉郷から 遊歩道完備の糠平川橋梁

しっかり整備されて橋梁の上を歩く事が出来ます。

どなたも安全に散策できるアーチ橋です。

帯広から 59k500m地点に 鉄道資料館があります。

殉職者の慰霊碑もあり、険しい山岳鉄道ゆえ、

多くの国鉄職員の命が 犠牲になったのでしょう。

士幌線6つのアーチ橋巡りの旅、

先代の苦労を思い感傷に浸りました。


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北海道には廃線の痕跡が多々。

函館の戸井線アーチ橋を探索した話。

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第一幾品川 越川橋梁(人柱説)

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北海道ではないですが旧信越線碓氷峠

ここにも国鉄のアーチ橋が。

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初日の 山岳廃線探検は これまでとして、

山を降りて宿泊の「十勝川温泉」へ向かいます・つづく