日本の農村の原風景とも言われる
歴史的な棚田の風景が広がるバリ島
傾斜地が多い山岳地帯に行くと
素晴らしい造形美が見られ、米作りが盛んです。
ライステラスの風景を探すのも楽しそうです。
送迎のMr.Sにお願いして ブサキ寺院に行くことに。
成田行きの飛行機は夜なので 時間は十分にあります。
アグン山の中腹にある高地、ヒンズー教の寺院です。
世界遺産の登録を猛反対で拒否しているのも、
ワタシ的には好感が持てます。
ブサキ寺院はバリ島の人たちの心の拠り所であり、
神聖な場所なので、肌を出す事は出来ず正装です。
まず Mr.Sの知り合いの店で、衣装を購入しました。
私が行った頃は、専用をガイドを付ける決まり。
衣装もガイド料も 高額な事は無かったので、
Mr.Sの 知り合いという このおかげと思いました。
この頃のブサキ寺院は 悪評があって、
団体ツアーのガイドは入る事は出来ず、
専用ガイドが高額 かつ物売りが多数いたからで
日本人が団体で行こうものなら「餌食!」
近年は そういう事は減ったそうです。
信仰心が強いという バリ島の人たち、
穏やかで 不安や心配している表情を見ないのも、
その根源が ヒンズー教の寺院なのでしょうか。
神へのお供え物は 上に持つ事。下は不浄という。
バリ島は 人々の繋がりが深く、儀式が多い地で、
神にささげるものは、頭に乗せて運ぶそうだ。
へそより下は「不浄」という。
スクーバダイビングのタンクも
頭に乗せて運んでくれるのは
失礼がないようにという、バリ女性の心だったのか。
山と海、清と不浄、悪霊と神、そんなバリ島
めんどうな 世界遺産なんかにする必要はなく、
バリ島の寺院、私もそう思いました。