我が家としては 珍しい博物館を訪問です。
北海道白老町に完成した「ウポポイ」
アイヌ文化の復興継承のための施設です。
ウポポイとは「歌う事」を意味します。
まず博物館は予約をして行きました。
いっぱいで入れない事があるそうで、実際に
修学旅行生を含め かなり賑わってました。
アイヌと神々の物語。神様はカムイ。
カムイワッカ湯の滝、ニセコアンヌプリ、チセヌプリ
チセとは家、ワッカは水。ヌプリは山。
何を言ってるか、解らないと思いますが、
私が遊びに行く 北海道の場所もアイヌ語が散見されます。
小熊もカムイ。神なのですね。
アイヌは北方領土の先住民。
昭和20年の終戦まで 樺太の南半分は日本の領土。
今はロシア最大の島という言い分です。
カムイと暮らす世界。2回みました(他の方々も)
国立アイヌ民族博物館からみたポロト湖
伝統的コタン。コタンとは部落集落です。
博物館では 漠然と展示物を見たのですが、
面白かったのは これからです。
ウポポイのスタッフさんの多くは
アイヌの血を引いており、
ここではアイヌの名が つけられています。
火鉢を守っている 男性スタッフさんもです。
チセ(家)の火は 夏でも消してはいけないそうです。
人には出来ない力を持つ「火」もカムイです。
ここでは アイヌの紙芝居を見ました。
「アイヌにはどこで会えますか?」という人も。
電車の隣に座っている人が アイヌかもしれないし、
お店で食材を買って 普通に生活をしている。
鹿をとって生きている訳ではないとの話。
かつてアイヌに対する 差別や偏見があったそうで、
アイヌの血を 黙ってしまう傾向だったそうです。
ここでは アイヌの血をひく女性のお話と、
楽器ムックリの生演奏が聞けました。
やはり生の声を聞けたのは、とても楽しかったです。
ムックリの幻想的な 竹製の楽器音は、
「びよ~んびよーん!」と音色を変えて幻想的。
数年前に留寿都村の ルスツリゾートで、
アイヌ プロジェクション マッピングでの演奏曲
「びよ~ん、ぼわ~ん、びよ~ん・・・」なんの音?
ってのが アイヌの竹製楽器ムックリの音です。
ルスツのアイヌ プロジェクションマッピングの動画
注意して聴いていると、ムックリのビヨ~ン音が聞こえます。
そしてウポポイのスタッフさんに
「昨日は蓬莱門に行ってきました!」話をしたら、
「いけません!この世に戻れなくなりますよ!」と。
そこで「アフンルパロ」という言葉をGET!
アイヌ伝承の「あの世の入口」という洞窟で、
むやみに 近づいては ならないという場所。
そう聞けば「行くよね!笑」
そして 2泊目の登別温泉の宿、第一滝本館へ!
温泉に入りながら、作戦を練る事にした。
アイヌ文化を予習して、
もう一度、ウポポイは行こうと思います。