YouTube見てたら バイクの転倒動画が多いな。
再生回数が多いのは良いけど、死と隣り合わせだ。
あれは 1978年 夏休みに 地元の悪友たち8名で、
西伊豆の松崎の海に 海水浴に向かった。
松崎は品川区の施設あり 臨海学校で行って馴染があった。
泊まるのは 三余荘ユースホステル（閉業だがマップにあった！）
ユースは男女別の相部屋、セルフサービスだが 格安で
宿泊者は同年代の高校～大学生、出会いの場でもあった。
バイクがない4人は 東海道線で 伊豆急下田からバス。
私を含めたライダー4人は バイクで出発した。
国道1号線を西へ走ること 平塚～そろそろ疲れて、
私はダレて、エンジンガードに 足を乗せて走っていたら、
前を走る悪友が 突然に急減速した。
ふざけた体制で急制動を掛けるには レバーを握る前輪のみ。
まるでアイスバーンに乗ったように グリップを失い転んだ。
（事故現場･後ろに大好きな吉野家が・笑）
ハンドルが曲がり 電柱に前輪をコンコン当てて直す。
悪友1名と雑談、1名が「とりあえずパチリ」撮影、
もう1名が 公衆電話で家に電話をした。
何かあったら連絡せよ！厳しく言われていたようだ。
「お前ら帰ってこい！」
そりゃ バイクの高校生を送り出す「親の心 子知らず」
自分が親になって 考えてみりゃ 私には無理だ。
平塚から横浜新道を通って 五反田まで60㎞ 引き返す。
到着して4人して うなだれていたら、
友人の父が「新幹線代出してやるから！」と。
今度は東京駅から こだまで熱海～伊豆急下田へ再出発。
電車で先行組は、松崎の海で泳いだようだが、
うちらの到着は夕方になってしまい 心配をかけてしまった。
携帯電話なき時代、連絡方法はない。
ユースホステルに泊まって、皆でメシ食べて、
楽しかったのは 怪我をしなかったから。
いや、バイク乗りの 人気YouTubeを見てたら、
高速道路のゆるいカーブで大転倒！なんで～と思ったら、
前輪ブレーキのみかけたらしい。
「バイクのブレーキ比率は前7･後3」昔から良く言われる。
当然 私も知っており、ふざけた結末の転倒だったが、
「前のみ制動、まさか こんなに滑るとは・・・」でした。
