青森県むつ市から、六ケ所村に移動して来ました。
ここでは郷土館と、日本原燃PRセンターへ寄り、
どちらも内容が充実しており、勉強になりました。
ちょうど この日(2024/9/26)新潟の柏崎刈羽原発から、
使用済み燃料が、青森県むつ市の 中間貯蔵施設 に初搬入。
リサイクル前に、一時保管する初の施設だそうです。
さて、六ケ所村 日本原燃PRセンターを 回ります。
資源がない日本において 良さげな電力話、
ウチの奥さんは、稼働していると 勘違いしたのですが、
ここの再処理工場は未完成、リサイクル目途たたず みたい。
原発の使用済燃料は、97%リサイクルが可能で、
プルトニウムとウランを取り出し MOX燃料を作り、
再利用する「プルサーマル」
3.11の時に、少し勉強は したのですけどね。
流れとしては、各地の原子力発電所にある使用済み燃料を、
むつ市の中間貯蔵施設へ移動し 一時保存をする。
六ケ所村に完成予定の、再処理工場へ運ばれて、
使用済み燃料プール、更に冷やし放射能を低下させ、
せん断するまで15年くらいかかるようです。
使用済み燃料が冷えたら、天井クレーンで吊り上げ、
燃料横転クレーンで、せん断器にかけ 溶解します。
ウランと、プルトニウムに分離し精製、MOX燃料へ。
再び原発の燃料として使う「核燃料サイクル」
私が思うに、日本に資源は乏しく、輸入依存でしょ。
長期でみれば 更に国力低下、もっと円安傾向になって、
孫の時代にも、安価で安定した電力が あるのか?
今、プルサーマル は関西、四国、九州電力で、
稼働はしているようなんですけど、
最終的に放射性廃棄物は、地下300m以上深く埋められるみたい。
見学しながら スマホでMOXを 調べていたら、
河野太郎さんの「なぜ核燃料サイクルは出来ないのか」って記事。
青森県は、再処理する原料だから、搬入を許可したのが、
再処理をしないなら、ただの核のゴミになってしまうので、
青森県から持ち帰らないと。という話。
現実的に、六ケ所村の再処理工場が、稼働ならず、
各地の原発に、保存してあるプールは満杯で逼迫、
むつ市の 中間貯蔵施設に持ってきても 行き場なし。
長期にわたる壮大な計画が、進んでいない事に、
どうなっちゃうの~!私は、目眩がしてきました。
いつの間にか、問題 先送りばかりの 日本になっちゃって、
今後の電力の在り方について、早急にしっかりせんと、
日本の経済成長なんて、ありえんと思うし、
子孫に大変なお荷物を、残す事にならないかな?