今やローミング「ON」だけで、海外でも使えるスマホ。
便利が当たり前になって、感謝の気持ちを 忘れちゃうけど、
古い映画を見ていたら、電話交換手が出て来て~何それって?
家に、回転ダイヤル黒電話が開通したのは 小学生の頃、
その前は 電話交換手が手作業で、回線を繋いでいたそうで、
私の最初の経験は、マニラから日本にかけた時、
「トウキョウ ゼロ スリー・・・」NOを交換手に言って、
国際電話なんて、とても特別な事だったように 思いますが、
昭和30年代には東京~大阪、在来線特急こだま 400MHz帯無線、
国鉄ハイウェイバス(東京~名古屋)などの 業務自動車電話、
移動車から、24時間勤務の 電話交換手にかけて、
鉄道電話に繋いでもらう、双方向通話が可能な無線電話があった。
電話交換手って 当時は女子限定の 花形職場だったそうです。
昭和50年代、私が乘っていた業務車も 自動車電話があって、
使っていたことを思い出した。
車の屋根には、ブーメラン型の大型アンテナ、
無線の出力など、スペックは解らないのだけれど、
「呼出」を押すと 交換手が出て「こちら駒ヶ岳」と言ったっけ?
「059-0005へ繋いで下さい」と、女性職員にお願いして、
箱根に電波が飛べば 山を越えて~声が飛んで行く。
自家用で電電公社(現NTT)回線には繋がらなかったし、
日常で使える 無線電話では無かったけど、
大がかりな設備と、大勢の電話交換手で話を繋いだ時代があった。
LINEの 既読スルーで責められる時代、
面倒な無線は「あ・・・う・・え・・」と話を途切れさせ、
聞こえなかった事にすりゃ良い・・・ウソです・笑
下手すりゃ10円玉を持って、公衆電話に走った時代、
特に緊急を要する連絡は大変、便利な今に感謝!