初、グアムダイビング、ボートが出るのはホテルがある
タモン地区から車で40分くらいのアプラ港。
この頃MDAのショップは更に先のアガット地区、
ハップスリーフの方にあった気がするが定かでない。
MDAは現在もアメリカ人向けのサービスとしてピティにある。
思えばグアムでは大型の老舗ダイビングサービスだ。
2ボートダイブ、飲食、アフターダイブのバドワイザー飲み放題、
全て込み65ドルだったから、良心的なツアー代だ。
送迎は大型バス、船はディナークルーズ用の大型船、
MDAは当時そうとう流行っていたダイビングサービスだった。
日本人は北川さんのみで、他のガイドはアメリカ人。
この頃、日本人はシャイと言われたが、
底抜けに明るく遊ばせ上手なアメリカ人ガイドに打ち解け、
みんなすっかりグアムが大好きになった。
大型カタマラン船の屋根から飛び込む北川さんを見れば、
ただものではないダイバーなのはすぐ解った。
グアムの海で活躍する北川さんは格好良くて憧れた。
達人級インストラクターでありながら偉そうなとこがまるでない。
いつもニコニコしている北川さんが皆、大好きになった。
グアムを代表するポイントに3日間連れていってもらった。
「ブルーホール」水深42mまで潜り、横穴からホールに入り、
水面を見上げるとハート型に見える。感動だ。
ブルーホールの上穴、中にいるダイバーのエアがぶくぶくと。
北川さんが「今日の透明度は50m」え?!耳を疑った。
「クレバス」海底にいるダイバーがくっきり、感動し涙がこぼれ落ちた。
今までの経験透明度は、良くて15mだから、ぶっ飛んだ。
「水温は30℃あるから水着で潜ったら?」北川さんの一言、
そういえば、テレビ東京 DO!スポーツの、
みゆきとデリーサも、番組では水着で潜ってたよな。
そもそもウエットスーツを着るから浮力を消すためウエイトを巻く。上手く潜れない。
水着なら重りも不要で簡単中性浮力だ~
まるで魚になったように潜れる。
初心者も一気にダイビングが上達した。
ブルーホールもクレバスも深く、中性を潜るし。肌を傷つける事もない。
北川さんのさり気ない一言のおかげ。
アプラ港は東海丸、アメリカンタンカーなど、
大戦で沈んだ沈船の宝庫。初めての経験にワクワクが止まらない。
ハップスリーフでは魚がいっぱい。
ダイビングを始めて2年たって、はじめてクマノミを見て感動した。
まだダイビングコンピュータが無かった時代、
ダイブテーブルで潜ると1日2本となる。
ダイビングボートは、サンセットディナークルーズ用の大型船、
船の乗務員は夜はそっちの仕事だったから、
休憩中は夜のためにダンスの練習を皆で始めた。
ポナペやヤップからきた、グアム大学の学生さんたち、
観光業でバイトして学費を払っているようだった。
けっきょく朝から夜まで舟で、ディナークルーズまで参加し、
みんな日中に仲良くなっていたから、笑って踊って、楽しかったなぁ。
グアムから帰った後も、知り合った現地の人と
写真を送ったり、しばらく文通でやり取りしていた。
振り返ってみれば、無理してグアムに行って本当に良かった。
グアムMDAを番組でやってくれた、テレビ東京に感謝。
人生、最高の思い出の一つになっている。