御蔵島は伊豆七島の一つ、東京都心から船で南へ200㎞の海に浮かぶ
断崖絶壁の島で 270人の村民と200頭のミナミバンドウイルカが住む
最後の秘境島へ3回ほど行って 一通りの事を体験してきました。
2007~08年 メインは「ドルフィンスイム」です。
御蔵島の特徴・水が豊富な島
離島は住みやすいイメージですが、実はライフラインの確保が大変で、
特に水道不足になりやすく 水は高級品だと聞きます。
ところが御蔵島の山頂は いつも雲がかかっていて滝があったり、
名水をペットボトルで売っているほど 水に恵まれています。
何しろ東京電力の 50KW 水力発電所があるほど雨が降る、
水が豊富な島は 伊豆七島では御蔵島だけと思います。
御蔵島の特徴・東海汽船の欠航率が高い
旅の特徴として 船の接岸率がとても低いです。
小さな丸い島に港が一つしかなく、桟橋が外洋に突き出しているため
風や波、黒潮の影響を受けやすく、冬は10日も船が来ない事があるとか。
御蔵島へ客船の接岸のチャンスは1日2回 船の運行は下記・
東京(前夜発)→御蔵(朝着)→八丈島(午前)折返し
八丈(午前発)→御蔵(昼着)→東京(夜着)
実際に私も帰り便が欠航し、サバイバル脱出を試みた経験もあり、
そのお話も 後日にしたいと思います。
メンバーは パラオで知り合った仲間と ロタ島に行った時、
そこで新たに友達になったダイバーと二人旅です。
歳は15歳くらい違いますが 違和感はないですね・笑
高校の頃は 難民船のように混んだ東海汽船も ゆったりになりました。
22:30 東京港 竹芝桟橋を出航
三宅島経由、御蔵島経由 八丈島行き
この頃は「かめりあ丸」でしたが、今は新造船に変わってます。
隅田川河口付近の夜景、東京タワーも見えます。
レインボーブリッジをくぐり一路、経由地 三宅島へ
AM 5:00 三宅島 三池港に到着 接岸
航行の問題はここから。御蔵島は最も接岸が難しい島では?
既に「海況が悪い場合は接岸せず八丈島へ向かう」条件付航行。
つまり御蔵島は行って見なけりゃ接岸できるか解らない島
三宅島を出航し御蔵島が見えてきました。
御蔵島は黒潮が当たる 流れが強い島で 船が傾いています。
波風かわすものが何もなく、細い桟橋へ大型客船は接岸を試みる。
ここまできて接岸が出来ず 欠航になる事もありますので。
AM6:00 御蔵島港着
東海汽船かめりあ丸は無事に接岸できました。
これからこの客船は 八丈島へ行って折返し 昼頃に上り便で
また御蔵島に戻ってきます。つまり接岸のチャンスは1日2回。
民宿は「しげを工房」さん、ドルフィンスイムもやっている宿です。
まだ6時なので宿で休憩してから海へ出掛けます。
自然のミナミバンドウイルカと会えるのが楽しみです。つづく。