伊豆七島はどの島も特色があり楽しいですが、
三宅島は火山の島とあって どことなくハワイ島を思わせるような
ダイナミックな風景の宝庫です。
新鼻新山
昭和58年の噴火の時に一夜で出来た火砕丘。
激しい水蒸気爆発で 吹き飛んだ溶岩と火山灰で作られた
赤と黒い岩壁が絶景のポイント。
これは「漂流教室」というか「宇宙」を想像し、
この風景を見た瞬間 アドレナリンMAX でした。
ここは行く価値が大!ですが断崖絶壁 海に落ちないように無理は禁物。
椎取神社
原生林に囲まれた神社は 2000年の噴火の泥流で一瞬にして埋まった。
向こうに埋まった本殿の屋根だけ見えます。
三池浜海水浴場 ブラック サンド ビーチ
まるでハワイ島のビーチですね、溶岩の黒い砂浜が特徴。
現在はトイレやシャワーもあるようです。
かつては海水浴客で賑わったであろう三池地区。
私が三宅島に行った時は 全島避難が解除された数年後だったので、
まだ噴火の被害や 避難中の4年の間に 壊れた建物が見られましたが、
グーグルマップで見る限り 現在は取り壊されて 海水浴もあるようです。
三池港そばにあった休憩所。噴火前はここで荷物を預けて、
船の出発まで海水浴を楽しんだ様子がうかがえました。
三宅島は火山噴火を中心とした 見所がたくさんですが、
立入禁止だった地区を ご紹介すると大変なので、このへんで。
さて東海汽船かめりあ丸が阿古・錆が浜港に入港です。
向こうに見えるのはダイビングポイントでもある「三本岳」
夏休みとあって多くの観光客が来ていました。
船旅の醍醐味は「船と岸壁の見送る人をつなぐ紙テープ」
島を離れて出ていく人には「がんばれ!」「いつでも帰ってこい!」
「また三宅島に来てね!」言葉が飛び交います。
古い動画で画質は悪いですが、お別れの様子のムービーです。
よろしければ ごらんください。
おもわず目頭が熱くなる、船旅のお別れシーン、
飛行機や鉄道の旅では なかなか味会う事が出来ない
船が岸壁を離れて、テープが手のひらから無くなって「お別れ」
「蛍の光」のメロディとともに、涙もろい人は、けっこう泣けます。
紙テープが手から離れて、かめりあ丸は東京港竹芝桟橋へ。
私も伊豆七島には随分と行ったから、
思えば「かめりあ丸」はたくさんの思い出をくれました。
現在は新造船の「橘丸」という船が航行しています。
離れて行く三宅島を見ながら、ビールとランチ。
御蔵島のイルカと泳いで、かめりあ丸が欠航し、漁船で御蔵→三宅へ、
雄島噴火後の三宅島も 感じる事が出来て とても良い旅だった。
三宅島は 未だ火山性ガス高濃度地域、危険or立入禁止エリアがあるので、
東京都三宅島村のHPで確認し行動する事をおすすめします。
最後に「おまけムービー」大型客船の接岸作業風景。
雨の日も風の日も 船の航行をささえる
たくましい エッセンシャルワーカーです。
僅か11秒の動画ですが、よろしければご覧ください。