サイパンに初めて行ったのは1980年代、
潜水訓練センターの先輩たちと。
JALのジャンボ機 B747の直行便が飛んでいた。
1992年にヒットした森高千里さんの曲
「私がオバさんになっても」の歌詞に、
「夏休みは・・サイパンへ行ったわ・・」とあるように
日本人が遊びに行く 常夏の島として賑やかでした。
ところが 千里さんがオバさんになった頃(スミマセン)
彼女は若々しく変わらなかったが サイパンは・・・
日本人が行かなくなり、JALが撤退、最終的には旅費が下落、
観光しかないサイパンへの直行便は 全て無くなった。
(コロナ直前にスカイマークが就航をはたしましたが)
その点、近くにあるグアムは観光と 米軍の拠点でもあり、
ブームや景気に左右されず、安定的に発展しましたね。
数十年ぶりのサイパンへ、まだノースウエストの直行がありましたが、
友達が「安かった!」と グアム経由のチケットを取ってきました。
ステイタスを目指した訳でありませんが、
私はコンチネンタル航空のエリート会員だったので(一番下の位)
空席があれば「ビジネス・ファーストクラス」に自動アップという、
素晴らしいサービスがありました。
ただし私1名だけなので なんとも場が悪くなるような。。。
成田~グアムまでB767-400 のBusiness firstは
もともとそれほど高くはなく、人気がありました。
外国版キリン一番搾り、やっぱ日本の一番搾りと味が違い
あれは「水」の違いなんでしょうかね?
往復3万だか5万だったか?の運賃で、
この内容だから、安い!と喜んでいたのは今のうち。
グアムでトランジットしサイパンまで30分ほど。
テニアン島のラグーンですね。
ダイバーとしちゃ グアムよりサイパン派は多いと思います。
ブルーホールやらクレバス、沈船 東海丸と
冒険心をくすぐるポイントが多いグアムですが、
たいてい深く、魚は少なく、ザワザワした感じに比べ
サイパンの海は明るく魚も多いからです。
サイパンに到着、ノースウエスト航空のB757
成田からサイパン直行便が先についていました。
この便があれば サイパンは沖縄と時間的に大差なく
常夏という点でも とても優位な立ち位置だと思いますが、
サイパンが流行った頃は、土曜は休みではない週48時間労働、
収入は少なく、旅費は今より断然に高かった訳で、
なんで日本人が行かなくなったのか?娯楽の多様化?
あの頃は日本人が若かった この一言に尽きると思う。
まして政治の頼りなさ、日本の先行きを思えば、
気分も浮かず、財布の紐は固結び・・・なりますわ。
デフレスパイラルの結果、なくなってしまった・・・
しばらくサイパンという南の島を 振り返ってみようと思います。