パラオ一人旅 沈船レックダイビングの話です。
パラオで潜水デイトリップは、人気のブルーコーナーほか、
外洋の潮通しが良い 素晴らしいポイントが多々存在。
あえて「石廊沈船」に行こう!?とはならず、
ほぼ潜る機会はないですが、私は2回ほど恵まれました。
マストとダイバーを比べると (全長143m ) 大きい船が解ります。
パラオの内海 水深40mの海底に眠る「石廊沈船」
まず「旧帝国海軍 給油鑑・石廊沈船」の歴史を
大正11年に大阪で竣工 重油輸送で世界の海を航行し、
戦時中は幾度も 潜水艦や魚雷の攻撃を受けながらも、
修理を繰り返し 給油鑑として任務に従事、
昭和19年(1944年) パラオ大空襲で被爆大破し沈没。
それから70年経った今も 今回潜った海中に眠っています。
戦後生まれの私は 船の歴史が壮絶すぎ ビビります。
大日本帝国海軍の給油鑑・石廊沈船の概略図です。
午後 3本目にしては少々深いので、翌深夜の飛行機に乗る私は浅めに、
船内は堆積物が多く 当時のまま残されていて、
未だ遺骨収集も ままならない状態だったと思います。
若い娘たちは、船の歴史を知るはずもなく、
知れば 気が沈む子もいるでしょうから 言いません。
私も船内を探検したいところですが、飛行機搭乗12時間前なので自粛。
深く長く潜って圧縮空気を吸えば、血液に気泡化する窒素が溶け込み、
飛行機に乗れば 離陸してスグに 機内は「0.8気圧」と低くなる。
例えば、炭酸飲料の蓋を開けるとプシュ!っと泡が出ますが、
血液もプシュ!っと気泡化しちゃうと自然治癒しません・減圧症
(簡素な説明が解り難かった方は 調べて見てください・スミマセン)
ダイバーには 潜り始めてから 節目を皆でお祝いする風習があり、
この日は50本目、100本目、二人のダイバーの記念です。
なんとも「石廊沈船」という歴史深い沈船での出来事です。
ちなみに 逆さになってるのは私です・笑
PM 15:00 エキジット ダイビング終了
PM 19:00 「パラオの居酒屋さくら」
JAL直行チャーター便で来た人、私を含め帰国します。
海の思い出を、私のPCで再生し盛り上がっているところ。
PM 22:00 「お別れの時間」
ダイバーご存じ「エア切れのポーズ」また来月お会いするとは
グアム経由で帰る人は、少し早くお別れが。
かけがえのない 時を共にした仲間よ、ありがとう!
来月に再会するとは、思ってませんでした・笑
JAL成田へ直帰するメンバーも、お別れの時がきました。
AM 3:00 パラオ空港
帰りたくない!とダダをこねてます・笑。
爆睡してる間に、早朝の成田にJAL機は到着。
普段は「東京サラリーマン」の私が体験した、出会いの不思議。
あと2回ほど、パラオ一人旅のストーリーはありますが、
飽きてしまうと思うので、これにて他地域の旅の思い出話へ、
適当な時期に、またパラオの出来事を続けます。
ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました。