早期リタイア・アウトドア旅行&日常備忘録「還暦プラス」

65歳を待たず早期リタイア後の日常生活・東京拠点 国内外アウトドア&温泉旅行記

中年オヤジ一人旅!パラオ2006 GW⑤「大日本帝国海軍の給油鑑」沈船ダイビング・最終回

パラオ一人旅 沈船レックダイビングの話です。

パラオで潜水デイトリップは、人気のブルーコーナーほか、

外洋の潮通しが良い 素晴らしいポイントが多々存在。

あえて「石廊沈船」に行こう!?とはならず、

ほぼ潜る機会はないですが、私は2回ほど恵まれました。

マストとダイバーを比べると (全長143m ) 大きい船が解ります。

パラオの内海 水深40mの海底に眠る「石廊沈船」

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まず「旧帝国海軍 給油鑑・石廊沈船」の歴史を

大正11年に大阪で竣工 重油輸送で世界の海を航行し、

戦時中は幾度も 潜水艦や魚雷の攻撃を受けながらも、

修理を繰り返し 給油鑑として任務に従事、

昭和19年(1944年) パラオ大空襲で被爆大破し沈没。

それから70年経った今も 今回潜った海中に眠っています。

 

戦後生まれの私は 船の歴史が壮絶すぎ ビビります。

 

大日本帝国海軍の給油鑑・石廊沈船の概略図です。

午後 3本目にしては少々深いので、翌深夜の飛行機に乗る私は浅めに、

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船内は堆積物が多く 当時のまま残されていて、

未だ遺骨収集も ままならない状態だったと思います。

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若い娘たちは、船の歴史を知るはずもなく、

知れば 気が沈む子もいるでしょうから 言いません。

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私も船内を探検したいところですが、飛行機搭乗12時間前なので自粛。

深く長く潜って圧縮空気を吸えば、血液に気泡化する窒素が溶け込み、

飛行機に乗れば 離陸してスグに 機内は「0.8気圧」と低くなる。

例えば、炭酸飲料の蓋を開けるとプシュ!っと泡が出ますが、

血液もプシュ!っと気泡化しちゃうと自然治癒しません・減圧症

(簡素な説明が解り難かった方は 調べて見てください・スミマセン)

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ダイバーには 潜り始めてから 節目を皆でお祝いする風習があり、

この日は50本目、100本目、二人のダイバーの記念です。

なんとも「石廊沈船」という歴史深い沈船での出来事です。

ちなみに 逆さになってるのは私です・笑

PM 15:00 エキジット ダイビング終了

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 PM 19:00 「パラオの居酒屋さくら」

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JAL直行チャーター便で来た人、私を含め帰国します。

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海の思い出を、私のPCで再生し盛り上がっているところ。

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 PM 22:00 「お別れの時間」

ダイバーご存じ「エア切れのポーズ」また来月お会いするとは

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グアム経由で帰る人は、少し早くお別れが。

かけがえのない 時を共にした仲間よ、ありがとう!

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来月に再会するとは、思ってませんでした・笑

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JAL成田へ直帰するメンバーも、お別れの時がきました。

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AM 3:00 パラオ空港

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帰りたくない!とダダをこねてます・笑。

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爆睡してる間に、早朝の成田にJAL機は到着。

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普段は「東京サラリーマン」の私が体験した、出会いの不思議。

あと2回ほど、パラオ一人旅のストーリーはありますが、

飽きてしまうと思うので、これにて他地域の旅の思い出話へ、

適当な時期に、またパラオの出来事を続けます。

ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました。