鳥の雛の鳴き声がするので、探してみたら、
シジュウカラが、電力量計の隙間から出入りしていました。
どうやら回転盤の古い電力量計から、スマートメーターに変わって、
ケースとメーターの間に程よい隙間が出来たため、
鳥が巣を作りやすくなっていたようです。
親鳥は頻繁に餌を運んではあたえ、ヒナたちは元気にピイピイ鳴いて。
私は鳥が好きなので、喜ばしい事なのだが・・・
困ったな。
シジュウカラが飛んだ時に電圧部に触れて感電しないか?
燃えやすそうな巣、火災は大丈夫か?
親鳥がいない時を見計らって、ファイバースコープで巣を点検した。
内視鏡カメラをスマホに接続し、狭い場所を見る事が出来るカメラです。
2千円台という低価格ながら便利なグッズです。
自主点検の結果、スマートメーターはケーブルが絶縁処理されて、
更にカバーが付いていたから、
雛たちが感電する事はなさそうで、ひとまず安心。
いちおうペーパー免許ながら、電気工事士を持っているので。
次に心配になったのは、東京電力さんに見つかったらどうしよう?
電力量計は東電の財産であるから、シジュウカラ家族の運命は?
調べてみると・・・
卵やヒナがあるうちは巣を撤去できない法律がある。
鳥獣保護法第8条 により勝手に巣を撤去すれば
1年以下の懲役または100万円以下の罰金
東電さんはプロ。当然承知してるだろうから、
とりあえず、シジュウカラさん達の身は守られている。
あとは元気に、無事に、巣立ちしてくれる事を願い、
見守るのみ。
ほか外敵がこないよう、周囲を片付けて清掃した。
どっちにせよ、あまり好ましくはないので、
巣立ちした後は隙間をふさいで、
来年は別の場所に巣作りしてもらおう。