ベトナム･ホーチミン「統一会堂 Independence Palace」サイゴン陥落の日に想いをよせる

もともと 南ベトナム政権時の大統領官邸で、

フランスの植民地時代 1873年に完成した建物。

今は「統一会堂」素晴らしく立派な建造物です。

1975年4月30日 北ベトナムの戦車が

ここ 大統領官邸に突入したのが、サイゴン陥落。

ひとことで言えば、ベトナム南･北の争い事に、

アメリカが南側に介入、大きな戦争になったと認識。

48年前の「サイゴン陥落」写真がありました。

サイゴン陥落の直前、北ベトナムの戦闘機が官邸を爆撃

赤い〇の箇所に 2発命中したそうですが、

修復したとはいえ、構造物には影響が無かったのか、

築150年になる元大統領官邸、

とんでもなく頑丈に造られた建物と思いましたよ。

爆撃に成功し帰還した北ベトナムのパイロットです。

この翌日に行く 北部の農村地帯 クチ県でのゲリラ戦、

クチに行くと いわゆる「アリと象の戦い」が解ります。

ここでアメリカ軍は力を落としたのもあるけど、

アメリカ国内での 反戦運動も相まって、

ニクソン大統領はベトナムから撤収を決断。

兵器は置いて 身体ひとつヘリで逃げたそうです。

米軍が消えた南ベトナム政府は・・・

現在は統一会堂「Independence Palace」博物館です。

豪華な会議室が多数、映写室、娯楽施設まであり

地下には南ベトナム政府が米軍と連絡を取ったという。

無線室、アメリカの電気メーカー GE製ですね。

兵器は南ベトナム側（アメリカ）が圧倒的に有利でしょう。

しかし大国アメリカが戦争に負けた。

明日に行くクチに行くと 謎がつながっていきます。

地下道は空港まで続いているのでは？

厨房には昭和40年製の立派な調理器具があります。

変なところに興味がある私は見つけました。

東芝製のコンプレッサーです。

立派なものは、全て日本製である事を確認しました。

低温殺菌機まで。

アメリカのニクソン大統領は「名誉ある撤退」と。

はるか遠方のベトナムまで行って、

多額の資金と多くの命を失って なんだったのだろう。

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戦争で得るものはあるのだろうか。