早期リタイア・アウトドア旅行&日常備忘録「還暦プラス」

65歳を待たず早期リタイア後の日常生活・東京拠点 国内外アウトドア&温泉旅行記

ベトナム ホーチミンツアー史跡クチトンネルへ!プラトーンの真実

ホーチミン2日目の午後、郊外の農村地帯クチへ。

 

ベトナム戦争の映画「プラトーン」の後半、

米軍が力を落としていくシーン、ここなんだろうと。

 

史跡クチトンネルへは、HISホーチミン支店の

半日(約6時間)専属専用車ツアーをお願いしました。

日本語が出来る ベトナム人ガイドに拘ったのは、

とことん話をして 情報を得ようと思ったからです。

 

ヒュンダイの大きいワゴンで 13時にホテルを出発!

ホーチミンの交通手段は バイクとクルマのみですから

道はとても混み 片道70㎞を2時間ほどかかります。

途中トイレ休憩で 漆塗りの民芸店に寄りますが、

しつこい売り方はしないし 見るだけでOKです。

ハンディキャップを負った 人がたくさん働いており、

ここでまず 戦争の後遺症を目の当たりにして、

枯葉剤の影響に大きなショックを受けました。

最近の観光客はヨーロピアン、インディアが多いそうです。

彼らは良く飲食するから ドリンクコーナーが人気です。

民芸品の 美しさに驚きます。

ノンラー(帽子)を被り アオザイ姿(民族衣装)の

ベトナム女性を描いたものに魅かれました。

クチの風景でしょうか。

豊かでのどかな農村地帯だった様子が解ります。

手を見れば 漆塗りを描くには相当厳しいだろう。

さて休憩を終えて クチへ向けて出発!遠いです。

車窓の景色は農村地帯へ、植林されたゴムの木です。

米軍が撒いた 猛毒のダイオキシンを含んだ枯葉剤

ベトナム人が一番被害を受けた訳ですが、

米軍や参戦した韓国軍の帰還兵も、

何世代にもわたり 今も苦しんでいるそうです。

 

対外的にマラリアを持ったハマダラカ駆除と聞きましたが、

ベトコンがいるジャングルの砂漠化、食料を枯らす目的です。

突然現れる ベトナムコンバット(ベトコン)

民間農民によるゲリラ組織「南ベトナム解放民族戦線」

下の写真のような 蟻の巣生活をしていました。

史跡クチトンネルに着いたら 説明のビデオを見ます(日本語もあり)

東京大空襲は 空襲警報が鳴れば 掘られた防空壕に隠れたと、

母や叔母から聞きまして、そんなイメージで来たのですが、

 

ベトコンは地下で生活をしていたと知り ビックリです。

小さな鍬で カンボジア国境付近まで 掘られた地下都市 250km

この池はB52による爆撃跡 クレーターです。

全長250kmに及ぶ 地下への入口は 敵に見えませんし、

身体が大きな アメリカ軍人が入れぬ 狭いサイズになってます。

ベトナム人は体型がスマートなんです。

細身なヨーロピアン男性は なんとか入れました。

続いて ヨーロピアン女性、ハマって引張り上げてる図・笑

そう、細身かつ腕力がないと 出入りは無理

173cm 63kgの 私も入ってみました!

肩は通りませんね~バンザイスタイルで蓋を閉めます。

工夫された罠は底に竹やりがあります。

地下街をつなぐ 通路をご覧ください「蟻と象の戦い」

手掘りで掘ったのです。

今も ベトナム人はスマートな体型ですが、

かつ、身体が柔らかくないと 無理レベルな地下生活。

そして 30mコースの 地下トンネルに潜入!

先導してくれた ベトナム人 身体を曲げてメチャ速っ!

暑さに強い私も、ムシムシ息苦しいと思いました。 

これでも 観光用に広げたそうですが、

しゃがんで頭をもたれ ずり足で進むのがやっと。

最初に見たビデオで解説がありましたが

米兵に向かう 農村の少女は 小柄であどけない。

村と家族を守るため、それ以上の正義はないのだ。

とても狭い地下街には学校、診療所もあって、

調理に出る煙は、遠くに換気塔(下記写真)が設けられた。

クチは思ったより広大で、アクティビティもあります。

戦時中に使っていたような ライフルを試射できます。

私は拳銃は経験があるけど、銃って嫌いなんだよね。

主食の米は 燃やされたり、枯葉剤の影響で、

タピオカ(芋)を食べていたというが、

これ、けっこう 美味しかったです。

ちなみ、写真右上の猫は可愛いと思えば狂暴でした・笑、

猫に詳しい嫁の話では「わがまま育ち」という。

激戦地クチ、今や平和が訪れて猫が寛げる土地だ。

民間農民によるゲリラ組織「南ベトナム解放民族戦線」

軍服を着ている訳でなく 米軍は混乱したでしょう。

履いているゴムサンダルは、足跡が逆につく造り。

さて帰路、コーヒー牛乳の色をした肥沃で豊富な水、

農作物は米造りが盛んで、大量な鴨さんがいたのは農法なのか?

行ってみて良かった!クチトンネル。帰りも渋滞で2時間以上、

今回のクチトンネルは 外国人観光客用で、

ベトナム人用には 当時のままのエリアも公開されているよう。

軍が管理していて、ガイドさんも知らぬ事が多い感じ。


www.youtube.com

今回はトム・クルーズの映画、7月4日に生まれて

プラトーンを見てから行ったのだが

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射撃をしてみたい人や、農業クッキング体験など

テーマを決めたツアーもあって 訪れたい観光地。