奥日光湯元温泉の話、最後は湯畑と激安温泉ツアー「おおるり」の話を。
温泉寺から湿原まで遊歩道を歩くと源泉小屋「湯畑」
写真の向こうに温泉宿が見えますが、ここから湯を持っていってます。
足元にはブクブクと地面から湯が沸いて硫黄臭が。
お!「おおるり山荘」の源泉小屋が2つもある!
この下に「おおるり温泉グループ」のホテルがありますから、
激安「おおるり山荘」温泉の泉質は良さそうだぞ!
現在は素泊まり専門1泊2500円~、日帰り温泉500円で営業。
奥日光湯元温泉にコンビニは無い情報がありますが、
おおるり山荘の中にヤマザキデイリーストアがあります。
社員旅行全盛期、温泉地に豪華なホテルが新設されたが、
円高で海外旅行が安くなりレジャーの多様化で衰退廃業。
倒産した宿を「おおるりグループ」が再生し低価格が実現。
建物は立派な訳だし、関東の温泉各地にネットワークを構成。
ここからは「おおるり草津ツアー」体験談。
鬼怒川、那須塩原、草津、熱川、奥日光に12棟ある
好きな温泉ホテルを選ぶ。東京圏主要駅からバスで送迎つき。
1泊2食バイキング飲み放題で数千円。
たしか私の時はコミコミ6千円台とか?
マイカーで行こうなら高速代だけでこれ以上かかる。
退職し65歳からの年金で定期的に温泉に行ける価格だ。
平日という事もあり、1名~数名のそんな客層で満席。
バスも新しくて、普通車より乗り心地も良かったり。
ハイデッカーバスから、いつものドライブじゃ防音壁で見えない眺め、
スカイツリーもご覧のとおり。首都高から東京の風景を堪能。
スマホで遊ぶも良し!うとうと寝るもヨシ!これはラク。
ところで12ある各地の温泉宿に1台のバス?不思議。
私は草津温泉に行くが、このバスには那須や鬼怒川に行く人も乗っている。
ここから「ゆけむり号」運行システムの凄い点!
最初の休憩サービスエリアにつくと、ゆけむり号のバスがたくさん!
東京圏主要駅で客を乗せたバス・ゆけむり号が集結。
バスのナンバーは「千葉」「横浜」「練馬」「春日部」
ここで各温泉に向かう方面別のバスに乗り換えるのだ。
私が乗って来たバスは那須方面「ゆけむり那須号」となり出発し、
「ゆけむり草津号」に私は乗換えた。これは高効率だ!
「ゆけむり草津号」は草津に着くまえにもう一度休憩。
ここも倒産したドライブインを「おおるりグループ」が再生したのだろう。
饅頭が無料でもらえるので、皆さん店内へ。ここでちょうど昼になった。
私は蕎麦を頂いたがナカナカの味で、値段は300円
ほうれん草が入って駅の蕎麦屋より安いぞ!ありがとう「おおるりさん」
このドライブインも「ハブ」となっており「ゆけむり号」が続々集まる。
目的の温泉宿に行くバスに再度乗換、
バスに「き」と書かれているのは、高齢者でも覚えやすい配慮。
バスは満席だ。東京圏には車を持たない人が多いし、
泉質が良い温泉は山の中で、運転してくのは歳をとりゃ面倒。
年金生活になりゃ 1泊2食 飲み放題+バス付で6千円?行く訳だ!
工夫され効率が良い交通システム、顧客のニーズを取り込んだ。
かつて高級温泉ホテルだったと思われる「ホテルニュー紅葉・草津」到着!
高台に建つ宿の高層階のお部屋からの眺め素晴らしい。
草津スキー場も見えます。
「おおるりグループ」温泉に拘りがあるため、
この宿も「草津の源泉かけながし硫黄泉」露天風呂もあった。
唯一、不満を言うなら食事「写真を撮らないで下さい」言われたけど、
アルコール飲み放題と食事は「おまけ!サービス!」と考えよう。
ハイデッカーのバスでホームタウンの駅から送迎、
良質な温泉に入れるだけで、それ以上、望むものはなかろう。
多彩なメニューが好みなら、値段は上がるが、料理自慢の宿を選ぼう。
湯けむり号は新型コロナウイルスによる旅客減で2021年3月で運行廃止。
現在は各宿と、宿直近駅との無料送迎はあるようです。
日本は高齢化となり、こういうツアーの需要は増えると思うから、
収束後は「ゆけむり号・交通システム再開」してくれたらいいな。
河野ワクチン大臣、1日も早い接種を!よろしく頼みます!