2008年の夏、御蔵島&三宅島の旅 続きです。
朝 東海汽船欠航の有線放送を聞いて、港が見える場所に集まった。
午後の 八丈島からの折り返し 上り便も、
桟橋に接岸できず欠航になれば、観光客は島に取り残される。
民宿しげを工房の人は「漁船が手配出来たら三宅に渡った方が良い」と。
「お客さんをドルフィンスイムに連れて行く」という民宿主もいた。
私は「疑わしい時は最善を選ぶ」師匠の教えがあり、
しげを工房のオジさんの案に賛同した。
御蔵島から三宅島は、大型客船で1時間の距離である。
朝食を食べて荷物をまとめ、宿泊者10名は港へ向かう。
ちょうど三宅島から漁船が到着した。これに乗る。
荷物を手渡しで、皆さん船底へ、乗船完了。
御蔵~三宅の海域の深度は1,000mと深い。
イルカが住みやすく餌となる魚が豊富な環境な訳だ。出航!
「きゃ~!」と悲鳴が、漁師さんが「もうすぐ静かになるよ・笑」
あれホントだ!皆さん船酔いで倒れて静まり返った。
写真の遠方にうっすら見える大きな島が三宅島である。
荒波のなか漁師さんの操船が素晴らしい。
昔のデジカメで撮ったムービーで画像は悪いですが
御蔵を漁船が出発したところ(18秒の動画)様子が解ります。
漁師さんが舵を操る様子(10秒の動画)が解ります。
よろしければご覧ください。
漁船は10時過ぎに三宅島に到着した。
ここまでくれば、東京行きの大型客船に乗れる。
何故なら 三宅島には2つの設備が整った大きな港が2か所(三池港と阿古港)
更にどちらも接岸不可の時には 3つめの伊ヶ谷港もある。
よほどの台風が接近しない限り欠航の心配はない。
阿古港に着き、沖合にはダイビングポイント「三本岳」が見える。
深いので海が穏やかに見えても波打ち際は、グルんと巻いてドッカ~ん!
3mくらいある波が巻いてました。
気になる「午後の上り便は御蔵島に接岸出来たのか?」
結論を先に言うと・・・欠航した。
西からのウネリ、東からの激流で接岸困難だったという。
民宿しげを工房のオジさんの読みは当たった。
御蔵島への旅は大変でもあるが それも醍醐味である。
港をたくさん作って道路を整備してしまえば(無理だけど)
イルカが住みやすい楽園島ではなくなってしまうかも・・。
続きは三宅島の話をさせていただきます。