早期リタイア・アウトドア旅行&日常備忘録「還暦プラス」

65歳を待たず早期リタイア後の日常生活・東京を拠点に国内外アウトドア&温泉旅行記

御蔵島&三宅島の旅②「東海汽船欠航!漁船で御蔵を脱出」

2008年の夏、御蔵島&三宅島の旅 続きです。

朝 東海汽船欠航の有線放送を聞いて、港が見える場所に集まった。

午後の 八丈島からの折り返し 上り便も、

桟橋に接岸できず欠航になれば、観光客は島に取り残される。

民宿しげを工房の人は「漁船が手配出来たら三宅に渡った方が良い」と。

 

「お客さんをドルフィンスイムに連れて行く」という民宿主もいた。 

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私は「疑わしい時は最善を選ぶ」師匠の教えがあり、

しげを工房のオジさんの案に賛同した。

御蔵島から三宅島は、大型客船で1時間の距離である。

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朝食を食べて荷物をまとめ、宿泊者10名は港へ向かう。

ちょうど三宅島から漁船が到着した。これに乗る。

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荷物を手渡しで、皆さん船底へ、乗船完了。

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御蔵~三宅の海域の深度は1,000mと深い。

イルカが住みやすく餌となる魚が豊富な環境な訳だ。出航!

「きゃ~!」と悲鳴が、漁師さんが「もうすぐ静かになるよ・笑」

あれホントだ!皆さん船酔いで倒れて静まり返った。

写真の遠方にうっすら見える大きな島が三宅島である。

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荒波のなか漁師さんの操船が素晴らしい。

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昔のデジカメで撮ったムービーで画像は悪いですが

御蔵を漁船が出発したところ(18秒の動画)様子が解ります。

www.youtube.com

漁師さんが舵を操る様子(10秒の動画)が解ります。

よろしければご覧ください。

www.youtube.com

漁船は10時過ぎに三宅島に到着した。

ここまでくれば、東京行きの大型客船に乗れる。

何故なら 三宅島には2つの設備が整った大きな港が2か所(三池港と阿古港)

更にどちらも接岸不可の時には 3つめの伊ヶ谷港もある。

よほどの台風が接近しない限り欠航の心配はない。

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阿古港に着き、沖合にはダイビングポイント「三本岳」が見える。

深いので海が穏やかに見えても波打ち際は、グルんと巻いてドッカ~ん!

3mくらいある波が巻いてました。

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気になる「午後の上り便は御蔵島に接岸出来たのか?」

結論を先に言うと・・・欠航した。

西からのウネリ、東からの激流で接岸困難だったという。

民宿しげを工房のオジさんの読みは当たった。

御蔵島への旅は大変でもあるが それも醍醐味である。

港をたくさん作って道路を整備してしまえば(無理だけど)

イルカが住みやすい楽園島ではなくなってしまうかも・・。

続きは三宅島の話をさせていただきます。