若い女性が寄って来て「なんだ?!」思ったら、
スマホの 東京駅舎の写真を 私に見せてきた。
画面はハングル、韓国の娘なのが解った。
レンガ駅舎はどこ?って、言葉が解らぬ悲しさ。
すぐそこだったので お連れしたら喜んでいた。
もはや 東京駅舎は 海外の人には観光地なんだな。
私もなんだか嬉しくなった。
私にとって、ここは一番好きな場所。
再開発の時、東京中央郵便局も解体着手し、
時計が時を刻むのを 止めた時は 悲しくなった。
その時に 鳩山邦夫さんと言う政治家が 待ったをかけた。
私は政治には たいして興味ないし、支持政党もなく、
鳩山さんについては この件しか知らないのだが、
私のなかの昭和の風景が、残された事は事実で感謝だ。
昔は都電(路面電車)が走り、都庁が有楽町にあって、
働く人が足速に行き交ってワチャワチャしていたが、
2023年 昭和の思い出を残し、憩いの観光地と化した。
政治家の一声で、再開発工事がストップし、
当時の関係者は仕事が大変な事になったのだろうが、
日本的どこにでもある 無機質な駅ビルになっていたら、
海外からの観光客は わざわざ来ないだろうし、
私もスルーしたであろう(現中央郵便局にあった写真)
母に連れられ 散歩に来た地の面影は再現され、
墓参りするより、ここに母の存在を感じたりする。