早期リタイア・アウトドア旅行&日常備忘録「還暦プラス」

60代早期リタイア後の日常・東京拠点 国内外アウトドア&温泉旅行記

特別史跡・千葉市加曽利貝塚・5千年前の縄文時代の暮らしがあった。

千葉市加曽利貝塚に行ってきた。

千葉都市モノレール 桜木駅から徒歩15分、

車だと京葉道路 貝塚ICから7分 駐車入園とも無料です。

 

東京湾に面した千葉市は 縄文時代の貝塚数が日本一

なかでも加曽利貝塚は日本最大級で、

4千~7千年前に、縄文人が住んでいた地との事。

 

昭和30年代の高度成長期、この地も開発されるはずが、

貴重な土地と言う事で、千葉市が買い取って、

国の特別史跡に指定、保存されたそうです。

こちらは史跡内にある復元集落

この先のトンネルが、貝塚断面観覧施設。

南貝塚と北貝塚に、それぞれ1か所ありました。

5千年前に、縄文時代の人が栄養源とした貝

縄文時代は長く、2千年間 定住した暮らしがあったそうです。

凄い量の貝殻が見学できます。貝塚の面白さは地下にあります。

東京湾岸の貝塚はアサリ、ハマグリ、ヤマトシジミなど

ちょうどボランティアの ガイドさんに話が聞けました。

広大な土地で 解明されたのは ほんの数パーセント。未だ発掘調査中。

「夢がつまった宝の土地」目を輝かせて語ってくださいました。

ちょっと足元を見てみると・・・「貝」

うそ~!縄文時代、5千年前の貝殻が たくさん落ちているではないか!

これには感動しました。当時の暮らしに想いを寄せる事が出来ました。

東京湾から加曽利貝塚まで約5km、

千葉駅の海側は埋立地としても、内陸の加曽利に貝があるわけがない。

白い〇が加曽利貝塚、この裏手に坂月川が東京湾に繋がって、

縄文人は船で貝や魚を取りに出掛けたという話。

加曽利貝塚博物館も入館無料、撮影OKです。

縄文時代、加曽利貝塚の長い存続期間が解ります。

食用の貝殻や魚、イノシシ等の骨はバラバラなのに、

人間と犬は、キレイな形で 埋葬されてあったそうです。

しかも骨折が治った跡の犬も見つかったそうで、

縄文時代も犬は大切に飼われていたのでしょう。感動。

アルカリ性である貝殻のカルシウムが 酸性の土壌を中和し

本来では無くなってしまう、5千年前の遺存物が、

そのまま残っているという ことにも感動しました。

貝塚の裏に流れる坂月川、ここを東京湾を目指し舟を出したのでしょう。

この川の上流は住宅地で 川の姿は地下にありますので

この風景とともに貝塚を残した千葉市はナイス!ですね。