温泉で、楽しく話が盛り上がった、同年代の人、
私のように もう60歳と思うか、まだ60歳だよ!の違い。
彼は子供の巣立ちをきっかけに、嫌だった会社員を辞めて、
奥さんを置いて海外へ「なんちゃって語学留学」
英語の講師はインド人や韓国人、発音難易度の高さが想像つく。
それと寿司とマッサージを覚え、北海道のニセコへ。
外国人客のなかには、日本語を覚えたい人もいて、
英語が堪能でなくとも、何とかなるそうだから、
人手不足のおり 誘って下さったが、悪い話でなく むしろ好条件。
高時給で寮が完備、15万円するシーズンリフト券が使え、
朝から昼まで、スキーやスノボをやって、15時頃から仕事。
冬にたんまり稼いで、夏は宮古島に移動する人とか、
私はチップの額に驚き、気に入られると・・・
「それ千円札じゃないですよ」と助言はするそうだが。
いや~私は1985年頃、フィリピンに潜りに行って、
1ドル250円だったが、それでも日本円の価値が高く、
ここでは「殿様ダイビング」と言って、
荷物の運搬や準備まで、少ないチップでおまかせ。
当時マニラの高給は警官と軍人、月給が日本円換算で9千円。
「拳銃を1万円で買ってくれ!」って時にはビビったが、
警察と税関はグルで、空港で取り上げられる仕組み。
チビッ子も手伝いをし「ギブ ミー マニィ!」と寄ってくる。
サービスに気を良くし、千円札を上げた日にゃ、
両親の収入より、多額のお金を手にする事は良くない。
だから「チップの額に気を付けろ」と言われたが、
世界の超富裕層が集まるようになった ニセコでは、
まさか、40年前にフィリピンで見た光景、
立場が逆転している事に、いささかショックを受けた。
日本にいると気が付かないが、激安日本ってのは、
北欧や香港などに行ってみると、ヤバいくらい実感する訳で、
楽しい「一期一会」だったが、考えさせられるな。
日本にチップの制度はないとはいえ、
昔は旅館だと、仲居さんに千円とか渡したり、
タクシーだと、お釣りはチップ!ってのがあったけど、
まぁ、海外からの客だと 今もあるんだな。
コロナ前は「活気が出るぞ!」って、
動画に多くのコメントを書き込んで下さったが、
安い宿は壊され高級リゾート化、
日本人が遊びに行けない、出稼ぎに行くニセコになってしまった。
「とほほ・・・」って感じ。