早期リタイア・アウトドア旅行&日常備忘録「還暦プラス」

60代早期リタイア後の日常・東京拠点 国内外アウトドア&温泉旅行記

的外れな少子化対策?!ニッセイのおばちゃん再浮上を!

真っ先に、期日前投票を済ませたけど、

もっと調べれば良かったと反省(NHKの候補者マッチング)

 

さて、政府の子育て支援も ずいぶん良くなって、

ウチで一番チキンだった子も、

若くして結婚し子育て、一戸建を買えたのも、

施策と、マイナス金利の波に 乗れたおかげ。

 

元職場でも、3人子供がいる後輩は、

児童手当が かなりな額と 喜んでいたけど、

10月から第三子以降は 倍額の3万円に拡充、

 

そして年収960万円の、所得制限撤廃!すげえなぁ。  

 

だから元職場では、30代の子持ちが増え、

ゼロ金利政策で、通勤1時間程度の一戸建が買えて、

該当者には 効果があったように思う。

 

バブルの地上げで、住宅難を経験した身としちゃ、

ラッキーな時代に、うらやましく思いました。

 

子育て支援は進んでいるが、少子化対策はどうかな。

 

そもそも 私が今だったら結婚した?(結婚できたか?)  

 

私が社会に出た45年前、入った鉄道は男子限定職。

 

特に運転、電力 信号通信、施設といった技術職は、

殆どが工業高校卒だったから、ずっと女性には縁がなく、

さぞかし 結婚難民ばかりなり、と思いきや、

 

殆どの職員は 20代に結婚し、相部屋の寮を出て、

昭和の団地サイズ、国鉄官舎へ移転し所帯を持った。

 

もちろん、お金なんてないから、

引っ越しも、役所のトラックを使って皆でやる。

 

どこで、出会いがあったのかと言えば、

国鉄に限らず、他社でも、職場行事が盛んだったから、

旅行会の旅先、花見、夏季鍛錬、組合の集会など、

どこに行っても、同年代の若者が多かった。

 

どちらも組織で行動するから、身元が解りお互い安心。

 

またパワハラ級に、世話好きの大人が多かったのは、

今ほど労働環境が良くなく、50歳でくたびれ 55歳定年。

「予想される人生を逆算すれば・・」余裕時間はない。

 

そして昭和の職場は、セキュリティもなく、

男ばかりの職場に、ヤクルトレディや生保のセールスが、

普通に入ってきて、皆とワイワイやっていた。

 

男ばっかだから、ヤクルトレディは輝いており、

気前の良い先輩は「20本くれ!」と良く売れた。

 

中でも ニッセイのおばちゃんは 皆の母親のようで、

保険契約が目的なのだが、そんな素振りもなく、

若手の人生相談役になり、信頼が厚かった。

 

良い年になって、交際相手がいないと知れば、

近隣の会社から、相応の人を探してくる。

 

ニッセイのおばちゃんは、性格や、個人情報を把握、

だから安心で 良いカップルが誕生する訳で、

 

これで出会いを得た、先輩の結婚式には、

ニッセイの おばちゃんを筆頭に 皆で出席した。  

 

経済は良くなく、給料はバイクと車で「ゼロ」

今を生きるのが 精いっぱいの男連中は、

結婚なんて 少しも考えていなかったのだが、

 

貯金どころか ローン残高を消すため、車を売って、

今から見れば、未熟な子供同士が 結婚するようなもの。

 

親や先輩は「1人じゃ生きていけない」また説教だ。

 

金は無くとも 2人で頑張れば、単純に所得は2倍になり、

消費はさほど増えないから、

今より貧しき時代、生き延びるコツ。

 

女子は、しっかりしており「30歳までには出産する」

そんな人が周りに多かった。

そこに、パワハラ級に、おせっかいな大人が登場だ。

 

今、還暦で余裕があるのは、スタートダッシュが早かったおかげ。  

 

だらだらと、経験した思いを書いてみたが、

「今、私がハタチだったら、出会いがあるのか?」

個人主義が進み、ニッセイのおばちゃんは、もういない。

 

院卒で、働き盛りの後輩は、彼女がいるんだけど、

結婚はしない パートナーと言う。

お互い一人っ子で、親が4人に増えりゃ迫りくる 辛い事、

結婚なんて、面倒で嫌という人もいるだろう。

 

私の親も認知症、寝たきり介護だったが、幸い1人、

なかには両親とも認知症、まして義理の親、

 

知ってしまうと、独りが気楽じゃないか。

そして、1人でも 生きていける時代になった。

 

北海道で観光バスを運転し、中華系のインバウンドと、

観光地を巡り 一緒に温泉に入って、趣味と実益。

結婚をしない人生も、アリだな。

 

昭和は おせっかいな、ニッセイのおばちゃんがいて、

右も左も 解らぬ、今なら子供のウチに、

背中を押され結婚したが、それが良かったのかもね。