昭和50年代、夏のレジャーと言えば「海水浴」
東京から近い 海水浴場だと 三浦半島、
湘南の鵠沼や、千葉の九十九里浜があります。
時は日本が経済発展し、海の汚染やゴミが散乱。
下水処理も今ほどでなく、大腸菌が多かったり、
とてもきれいとは 言えなかったですが、
多くの人は夏の主力レジャー「海」に行きました。
中でも千葉の九十九里浜は 外洋に面しており、
波が常にあり、戯れて遊べるので お気に入り。
そのうち 浮き輪やビーチマットで波に乗ったり、
九十九里でサーフィンをする遊びを覚えました。
こういった広大なビーチでは「離岸流」
押し寄せた波が沖に戻る「水脈 (みお)」が発生、
昔は、おせっかいな大人が多く、遊んでいると
「波にさらわれるぞ!」注意してくださいました。
浜にある水脈の看板が不気味でしょ!
ただ 本格的にサーフィンや、ボディボードを始めてみると、
大きく良い波の日ほど、波が崩れる地点は遥か沖。
波が来るたび、何度も板を沈め深く潜ってやり過ごし、
沖に出る頃には、息が切れてしまうので、
この離岸流に乗って、沖に向かう事にしました。
実際に離岸流を見つけて、海に入ってみても、
ある程度、沖まで行くと 流れが途切れ、
波の集中攻撃をくらい撃沈!
従って上記、看板のように 延々と沖へ流れ、
海にさらわれて しまう事はないですね。
ただ堤防など 人造物がある海は 流れが顕著で、
海岸の地形でも違ってくるので、一概には言えず、
「海は危険だから、海水浴は行かない」
という人も 増えているようで、
お肌の美白ブームとともに、海も静かになって行くのかな。