野沢温泉村には 13の外湯「共同浴場」があり、
源泉が豊富でそれぞれ違い、湯めぐりが楽しいです。
今回は早い時間帯、6か所に入浴できました。
まず宿泊先の 野沢グランドホテルにも注がれる「新湯」
誰も入っていない 一番乗り!
湯もみしたら 温泉の底から湯の花が舞い素晴らしい。
勢い良く注がれる湯温は、源泉そのもの48℃・笑
注水は遠慮して、足だけ入れましたが ヤバい熱さ。
そうそう、とにかく 激熱!野沢温泉の
共同浴場を楽しむには、コツがありますね。
昔、スキーで訪れた際に 感じた事なんですが、
水を入れた私に、ひそひそ話と冷ややかな視線
「地元の人に叱られますよ!」
注意して下さった人、前に小言を受けたそうなのだ。
「熱いなら 宿の温泉に入って下さい」という話。
野沢温泉の共同浴場の湯温は 43~45℃はあり、
源泉温度は 70℃を超える湯もあるため 火傷注意です。
「ローカル色が強い地だなぁ」と思ったんですが、
今回はゆっくりと、事情を探ってきました。
野沢温泉村の外湯、共同浴場は近所の住民が
交代で清掃など、維持管理していて 大変な事と思います。
観光客に 無料で開放してくれますが、
「村民のお風呂にお邪魔する」という思いが大切です。
我々もマンション住みなら、お金を出し合い管理組合を運営、
一戸建てなら、自治会や町内会に参加し テリトリーを守る。
野沢温泉の外湯も、住民が交代で 守っている訳なんですよ。
先に入っている人に「こんにちわ!」挨拶をする
これは大切な事だと感じましたね。
たいてい「どうぞ!どちらから?」返してくれます。
仮に不愛想な人がいたら、出直しましょう。
なにしろ熱い湯なので、皆さん長居はしません・笑
もっとも大事な事は、シャンプー石鹸はダメです。
源泉かけ流し湯は、浄化槽や下水道に流れる様子なく、
側溝から 村の山間地を流れるため 汚染されてしまう。
民家に隣接しているので、大勢で押しかけ大騒ぎも御法度。
緑色をした源泉、水を入れさせていただき 43℃くらい。
この場合も「少し水を入れても良いですか?」声かけ大切!
一説によると、水道代等も近所の方で負担してるとか。
「写真を撮っても良いですか?」
人が少なかったので了解!でしたが 原則撮影不可です。
気に入ったのは「十王堂の湯」2階建の共同浴場。
若干、硫黄臭がするような にごり湯。
地元の方が入っていたので「こんにちわ!」挨拶。
信州野沢のお話を聞いて、ウチの東京湾岸の話して、
「野沢スキー場と温泉、最高ですね!」
「東京は雪が降らないし 温暖なんでしょ?」って、
こんな会話が楽しいひと時。旅の醍醐味ですね。
ネコにとっても、野沢温泉村は過ごしやすそう。
温泉の洗濯場がありました。
入浴できそうな湯加減です(洗濯場)
野沢温泉の入り方の動画を見て行けば、
「敷居が高い野沢温泉の共同浴場」というイメージも、
「挨拶」と「相手を思いやる気持ち」があればね。
聞けば観光客に「水を出しっぱなしにされた」とか、
注水には 小言をうける 訳もありそうです。
希薄な人間関係の街に住んでいると 忘れがちですが、
職場や学校で うまく生きていくには「挨拶 おもいやり」
日頃からやっている事だし 旅先でも大切な事なんだ。