早期リタイア・アウトドア旅行&日常備忘録「還暦プラス」

65歳を待たず早期リタイア後の日常生活・東京拠点 国内外アウトドア&温泉旅行記

明日は我が身・デイサービスの送迎・高齢運転者の交通事故

夕暮れ前 ウォーキング中の出来事、

右折専用レーンがある 見通しが良い大き目の交差点、

信号が青で交差点を渡り始めた。

 

私は右前方に こちらに右折する車がいるのは認識、

介護施設のハイエースだなと思っていた。

 

この車、直進車をやり過ごし 右折してきたのだが、

スピードを落とす気配がなく、加速を感じた。

 

とっさに右後を歩いていた ウチの奥さんの腕をつかみ、

思いっきり引っ張った。

 

ハイエースが 身体スレスレに通過したと思うのは、

私がグーパンチで 車の側面を思いっきり叩けたからだ。

 

車はハザードをつけ、向こう側の路肩にとまった。

 

ハイエースに施設の名が書いてあったから、

「電話をする!」と怒りムードの奥さんだが、

 

私は「青信号でも周りを見て渡らないと」と説教した。

「なんで私が叱られるの!」っていうから

 

いやいや、どちらが悪いじゃなくて、損をするのは歩行者。

怪我をしたら一生ひきずる。落とした命は戻らない。

 

そうこうしていたら、運転手さんが こちらに走ってきた。

 

「驚かせて申し訳ありません スミマセンでした」と平謝り。

私より年上で、70~75歳くらいだろうか。

 

車椅子の高齢者を乗せ デイサービスの送迎だという。

言い訳は「死角に入り見えなかった」

私が車体を叩いた「バコーン!」の衝撃で気が付いたそうだ。

 

私もハローワークに行って解るが、深刻な人材不足業の一つ。

 

私は「せっかく地域の為にお仕事されて、

事故を起こせば台無しなので、よろしくお願いします。」

高齢の運転手さんに声をかけた。

 

私のあまりにも 紳士的な対応に 奥さんも驚いていたが、

 

ウチの母は要介護5 でお世話になった経験から

お仕事のご苦労が なんとなく解る。

 

運転手さん、利用者には なくてはならない人だろう。

利用者に感謝されているだろうか?

ねぎらいの言葉を かけてもらっているだろうか?

 

本来なら引退して家にいて暇なら、

私もお手伝いするべきかもしれない。

 

複雑な気持ちになり お声をかけた。

「遅くまでお仕事お疲れ様です 気をつけて行って下さい」

 

翌日、この交差点で考えてみたが、見えない訳はない。

きっと疲れていたのだろう。

社会問題がつまった出来事に「明日は我が身」考えさせられる。