3週間に及ぶ、外壁屋根塗装工事も終わり、
足場解体に来た人は、プロレスラーのようなキン肉マン
30歳前後の2名、さすがに若手の仕事だろう。
パイプを上から外し落とし、下で受け止めて、
5本は担いでトラックへ運ぶ2時間作業、
気温34℃、麦茶は1人2L飲んでいた。
そしてサービスで撤去してくれる事になった古物置、
鉄だから廃品屋さんが喜ぶらしい。
やってきたのは、軽トラの爺ちゃん80歳と雑談。
「俺は運転に自信があるんだ」という。
おいおい一番ヤバい年寄りだ!と思ったら、
大型2種免は一発で合格(私は3回落ちたヤツ)
昭和の時代、タクシー仕事の経験あり、
板橋から錦糸町まで20分で走ったのが最速記録という。
元、神風タクシーのプロだったのか!納得・笑
神風タクシーとは、渋滞する東京の道を、
高速急旋回、無理な追い越し、
神ワザ運転で疾走するタクシー(昭和の話)
でも80歳現在まで無事故無違反という。
外国人が東京に来てタクシーに乗ったら、
あまりの疾走ぶりに驚いて、
まるで、戦時中のゼロ戦 神風特攻隊だな。
「KAMIKAZE TAXI!」というのが由来らしい。
私は昭和50年代から車社会に出たが、
あの頃は みんな若かったせいか 速くて、
暴走族なんて集団もいて爆音走行していた。
私も今でこそ 横断歩道に人がいれば止まるし、
模範的ドライバーだが・・・
私は暴走族ではないが、バイト先へ急ぐべく、
ハングオンでステップから火花を散らし、
交差点を右折していった 話は時効である・笑
さて、バラした物置を 80歳爺ちゃん軽トラに積込!
「鉄モノなら何でも積んで良いぞ!」と爺ちゃん。
鍋やらフライパン、不用品がごっそり片付いた。
こうみると老人は免許返納!いちがいに年齢ではないな。
しっかりした運転で、80歳の爺ちゃんは走り去った。
一番高額な、高耐久遮熱塗料を使って、
コミコミ工事費190万円をカードで一括払い。
15年前の 2.5倍の外壁塗装工事代は高かったが、
これで20年は持つだろう。
その後は終って、老人ホームに入れたら幸せな事だ。