最近、長い付き合いの友達と、昔話が楽しい。
「手取り10万ないのに、消費意欲は旺盛だったよな」と。
小学校の頃は自転車もなかなか買ってもらえず、
1ドル360円の固定相場時代、輸入品も高額な訳だ。
熱を出した時だけ、バナナを買ってもらって食べた、南国の味。
そんなだったから、大きくなってバイトや就職しお金が入れば、
欲しいモノたくさん!全部つかっちゃう訳だ。
でも若い頃やその時しか出来ない事ってあるからね。
私はダイビングを始めて、ニコノスⅤという水中カメラを。
他店も回って、負けてくれた、新宿のカメラのさくらやで。
信販会社のローン申し込みを書いて24回払い。
金利は二桁%と高金利だが他に手に入れる方法はない。
他にもローンだらけだったが、就職したから借りれた。
今の時代のクレジットカードやら価格comはホント便利だ。
さて水中カメラだけど、先日の記事のグアムもだが、
色褪せたネガも潜った海が証拠写真的に残ってるし、
カメラがあったから、思い出は色あせてなく今も鮮明だ。
水中レンズは広角が有利だが当然高額。
ガイドブックも20mmレンズの話だからおススメなんだろう。
だが28mmがどんなに無理しても購入の限界だったんだ。
デジカメではないから撮影枚数も24~36枚と限られ、
フィルムや現像、プリント代と他にもお金がかかる。
28mmは難しく、良く撮れるのは稀だったのが、後になって解る。
愛用のニコノスⅤは、近年まで使っていたのだが、浸水させていまい。
その事を以前のブログに書いたところ、複数の方から頂ける事に。
頂いた水中カメラ類には、高くて買えなかった20mmレンズも。
このレンズが良く撮れて、御蔵島のイルカやら、ワイド系写真、
月刊マリンフォトや、マリンダイビング誌に載せて頂いた写真は
頂き物の20mmレンズで撮ったもの。
「やはり広角レンズを最初から買っておけば良かった!」と後悔。
ニコノスⅤは頂いたカメラやスピードライトのおかげもあり、
長く使わせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。