サーフショップ覗いたら 客層は私くらいの爺ちゃんだ。
50になる後輩は 未だ湘南の海で波に乗るようだが、
子供を連れて行っても「もう海は嫌」と言うそうだ。
私は高校の頃から女子に「サーフィンやりなよ!」と。
でも近くの水辺は ときおり悪臭放つ目黒川のみ。
「そんなもん出来るか!」言ったが 海への憧れはあり、
社会に出て 少しの給与と 自由を手に入れて、
まだ週休2日ではなく 土曜は仕事の48時間労働時代、
遊ぶ時間があったのは シフト勤務ゆえの特典だ。
先輩から 中古のサーフボードを譲ってもらい、
朝や昼に 仕事が終われば 同僚と海へ!
ハワイあたりの欧米人は お盆で波に乗る人もいて、
ナゼか、それは それなりカッコ良いのだが、
私らの ボロボロの板に 破けたウエットスーツ
それは 絵にならないダサさであった・笑
それから御徒町で 安いボディボード買ってみたり、
それ専用の フィンは高くて買えないから、
潜水用ので 新島羽伏浦の大波に乗ったという私、
さぞかし カッコ悪かった事だろう・笑
その後は 親が千葉の九十九里に別荘(退職後に移住)
そこに皆で集まって 子は海で遊んだり 釣りしたり、
車には常に 板とウエットスーツ、ペットボトル水を搭載、
隙間時間で 気軽に波乗り出来たのは 最高だった。
その家も最後は「お荷物な相続不動産」扱いしたが、
親族の思い出が たくさん詰まった家だったな。
横浜に数年いたときは、通勤経路に波乗りプールがあり、
冬の平日は貸切状態だったゆえ、みるみる上達したが、
動く波に乗るってのは、私の趣味の中では特に難しい。
なんだかんだ25年くらいは 身近な趣味であった波乗り、
東京オリンピックの競技でもあったが、
どれほど若者の 心をつかんだのであろうか。