クロネコ ヤマト さんの 駐車法を見ていますと、
ハンドルは路肩に切って タイヤに手歯止めして、
ミラーはたたむ 基本動作、しっかりしてる。
先人の痛い経験による、マニュアルがあるのだろうが、
マイカーで 歯止めする人は いないだろう。
意外にプロ・ベテランに 自然発車をさせる 事故が多いとか。
駐車ブレーキの かけ忘れってやつ~そこで手歯止めの必要性。
そんな訳ない!と思うのだが、
悪事象が重なると アルアルなんだろうか?
これまた 私のヤバい失敗談「歯止め外したのか!」ある!
40年前の話なので、軽く読んでいただければ。
あれは 同僚が基地内で ディーゼル機関車を使って、
入換作業をしていたら、体調不良により私に変わった。
この車の始動は、エンジンをかけ、コンプレッサーを回し、
エアブレーキの空気ダメ(エアタンク)圧力が所定に溜まり、
手歯止め外し、手ブレーキを緩解し出発する。
帰着時は 逆、最後に空気ダメのエアを抜く(水が貯まるから)
したがって留置中は、エアブレーキはないから、
手ブレーキと、プラス、歯止めの役割が見えてきます。
さて現地で同僚が「準備オッケー!」というから乗り込んだ。
手ブレーキまで 緩解されていたので、
ブレーキ圧力を確認し、ブレーキ弁を運転位置、
ノッチ(アクセル)を入れたら、重い感じがあった後、
「ゴン!」なにか踏んだぞ~ヤバい!
「歯止め!」と、躊躇なく非常ブレーキを掛けた。
というのも 最初の車輪は傾斜が付いた 歯止めを越えても、
次の車輪は 歯止めの垂直側に当たる 脱線の危機だ。
運転台を降りて台車を確認したら、木製の歯止めは 潰れていた。
言い訳をすれば、急にやらされた仕事、遅れていた事、
「準備オッケー」鵜呑みにし 確認を怠った事。
近年においても、私のように歯止め外し忘れ、
脱線させてる 電車運転士もいるようだし、
脱線は最悪の事態、歯止めなんか しなきゃ良いのに!
とも思うが、鉄道の自然発車って事故があるようだし、
そういや母の葬式の日、大型の台風が来たんだけど、
葬儀社の軽自動車が 風により 違う場所に自然移動、
ブレーキはかけていたが、手歯止めしときゃ 防げたかも。
悪条件が重なると 思いもよらぬ事故が起きるものだ。