早期リタイア・アウトドア旅行&日常備忘録「還暦プラス」

65歳を待たず早期リタイア後の日常生活・東京拠点 国内外アウトドア&温泉旅行記

日本の合理化鉄道・防犯と 中国・台湾の高速鉄道セキュリティの違い。

数年前の新幹線放火から、小田急、京王線、九州新幹線、

似たような事件が続いて、鉄道の防犯 危険物の持込を考えてみた。

 

SuicaやPASMOが普及する前は、小さな駅でも出改札に駅員がいて、

少し高い位置から 乗客一人一人の切符に対面でハサミを入れ、

問題があれば「お客さん!」呼び止め 駅に入れない 電車に乗せない。

 

また当時はキセル乗車が横行し、入場券で入って定期券で出る、

間の区間は無賃乗車というヤツ。

車内でも「切符拝見!」寝てる客を起こしてまでチェックした。

逆切れする客もいなかったし、国鉄には鉄道公安官という職もあり、

警察と同じ権限を持っているから 手をかけようものなら逮捕だ。

 

鉄道職員はガタイがいい 丈夫な男子限定職だったから、

改札は通りにくく、犯罪抑止効果はあったろうが、

今や無人駅 いても可愛らしい若い女性駅員さん 怪しい輩に関わるな!

でも通して車内で何かあれば 迷惑を受けるのは我々乗客。

日本の電車は一番安心安全な乗り物と思っていただけに。

 

昭和26年の桜木町事故は垂下した架線に京浜東北線の電車が接触。

燃えやすい車両が全焼、逃げにくい窓の構造で大惨事になった。

その教訓から「鉄道車両は燃えないもの」と思っていたが、

持ち込まれた引火物に放火されたらひとたまりもない。

 

日本の新幹線も 昔の0系は 中間に非常口があったが今はない。

下の写真は台湾の新幹線に乘った時に見て来たものだが、

火災時に窓を割れるハンマーと非常口があった。

燃えない車両構造だが 一歩進んだ安全対策と私は関心した。

f:id:uminotabi7:20211113204821j:plain

下の写真は中国・上海リニアに乗った時の改札セキュリティ。

地下鉄にも同じようにあったが、それほど混乱はなかったし、

空港並みに 完璧な手荷物検査と行かずとも、

「セキュリティがある」「権限がある職員がいる」というのが重要だと。

防犯カメラや 民間の警備会社では出来る事は限られる。

これは鉄道事業者に任せず、国が動くべきではないのかな?

f:id:uminotabi7:20211113210140j:plain

京王線の放火は ホーム可動柵が支障しドアが開かなかったという、

私は桜木町事故の惨事を思い出してしまったよ。

日本の鉄道は 世界一と言われていたけど 過去の安全神話より、

これからは 中国や台湾の鉄道の良い点を見習っても良さそうだ。