嫁が便潜血検査で陽性になり内視鏡をやったが、
「異常は見当たらない」という診断だった。
でも苦痛で「ちゃんと診てもらった気がしない」という。
「潜血陽性=大腸がん」ではないが、
気になって、私が検査してもらった先生を勧めた。
鎮静剤で苦痛なく 気持ち良い夢を見るように、
上行結腸 盲腸までしっかり診てもらった
内視鏡専門クリニックなのだ。
結果、平べったく 見ても解らない ポリープを
色素を付けて 発見してもらい その場で切除術。
先生の視診では「鋸歯状ポリープ」という。
これは少し前まで 良性ポリープのくくりで、
切除せず 経過観察という人もいたようで、
今も 病院によっては 見解が様々なようだが、
取れるなら その場で切除して欲しいですよね。
取ったポリープは病理検査センターへ細胞診に。
良性と思われたポリープでも最近の医学では、
TSAとSSLというモノは 要注意という事が解った。
そして細胞診の結果は 癌ではなかったが、
鋸歯状ポリープ Sessile serrated lesion(SSL)
細胞異形を伴うと急速に癌化し 暴れ出す可能性と言う。
このポリープは 見逃しもあるようで、
実際に 最初の内視鏡では 見つけてもらえなかった。
大腸ポリープは キノコ状と思っていたが、
これは平べったく 見つけにくいと言う。
「先生!ありがとうございます。感謝!感謝!」
「取ったから大丈夫!次回は2年後に診ましょう!」
とはいうものの、1年後に夫婦でお世話になろうかと。
私はポリープは見つからなかったが、
PET CTで上行結腸に薬剤FDGの集積が見られたから、
偽陽性と思ったら 1年後は?解からんからね。
今後は人間ドックはやめ、ピンポイントチェックだ。
危険因子と言えば、私の母親が大腸がん(遺伝する)位で、
夫婦とも大腸がんになりやすい食生活ではない。
なにしろ 早く病の芽を見つけてもらい
大腸ポリープがあれば
即座に取ってもらう事が大切と結論。
疑問や不安に思ったら 他の病院へ
セカンドオピニオンはアリですね。