和歌山 南紀白浜の旅、3日目の午後、
鳥毛洞窟から日置川を9km上流「安居の渡し場」へ。
紀伊半島の熊野古道は、熊野三山へ通じる参詣道。
ココは、6つの道の1つ「大辺路」
田辺・白浜~串本・那智勝浦 120km間のうち、
安居の渡し場~仏坂へ、川を渡る区間が こちらです。
現地で即席勉強した知識だが、熊野古道を探る旅も深いね。
これぞ!求めていた自然の清流!テンションUP!
コンクリートで 固められた箇所は まったくない!
小雨がやみ 気温が上がってモヤがかかり幻想的。
最初にも書いたが、安居の渡し場は熊野古道 大辺路、
船で対岸へ渡り、山を越え(仏坂)道が続くが、
現在はココが一度、ゴールになる。なぜなら・・・
船頭さんの高齢化で 渡し舟が休止、再開の目途は無いという。
自然の清流に見えるが、川幅は昔の半分という。
静岡県の川みたいに ダムをたくさん作ってしまえば、
利水や治水に 成功はしたものの、
普段は川に、水が殆ど流れていなくて、
危機感をおぼえる人もいるでしょう(静岡の川勝知事?)
それと 川砂が海に供給されず、ビーチが痩せ細り、
テトラポッドだらけ、コンクリートで固められた海岸。
利水・治水と裏腹に、副作用もありますね。
僅か40年で 砂が全くなくなった 海岸も みてきて、
和歌山の貴重な清流に 想いを寄せた旅です。